フリーランスの理想の働き方とは?
ここ数年で「フリーランス」という働き方が注目を集めています。ただしフリーランスという働き方は一般的に自分の時間を大切にしながら働ける一方で、安定を失うリスクや自己管理の負担も大きいのが現実です。でももし、フリーランスのデメリットが取り除ける方法があるとしたら、あなたならどうしますか?
日本の年収があがらない問題

昨今、世界各国の年収の推移を見てみると、年収の上昇率を過去30年で見ると右肩上がりの国が多いのに対して、日本は30年横ばい…。
アメリカは平均年収が1,000万円を超えているが、日本は430万円くらいとアメリカの半分以下…。
日本の430万円というのも、税金を引かれる前の金額なので、社会保険料や所得税などを引かれると約350万円くらいの手取りになります。これを40年働いたら合計1億4,000万円くらいになりますが、毎月の支出があるとや親の介護、子供の養育費などを考えると足りない家庭もあるそうです。
収入の上がらない派遣社員時代
私は40歳のときにWeb業界に転職しました。42歳からフリーランスのITエンジニアとしての道を歩み始めました。しかし、これまでの人生を振り返ると、決して順風満帆とは言えません。
大学を卒業して最初に就いた仕事は家電量販店の接客業。給料は手取りで20万円ほど。決して高くはありませんでしたが、過酷な労働環境でした。その後は家電関係の派遣社員として長年働きましたが、やはり手取りは変わらず20万円前後。数年続けるうちに「このままでいいのか?」という不安が強くなっていきました。
次に選んだのは事務系の仕事。正社員として雇用は安定しましたが、やはり給与はほとんど変わらず。年齢だけが上がり、収入もキャリアも思うように伸びない。そんな閉塞感に押しつぶされそうになっていました。
ITエンジニアになるために
そこで決意したのが「IT業界への転職」でした。その理由は、IT業界は人手不足で需要の高まりがあり、収入もあがる見込みがあると感じていたからです。40歳という転職には不利な年齢で、さらに未経験からの挑戦でしたが、独学や職業訓練などで基礎知識を学んだ後、自身のポートフォリオを作り、何社も書類選考の末、なんとか正社員としてWeb制作をする会社に雇ってもらえました。現場で1年半ほど実務経験を積み、必死に知識とスキルを身につけていきました。その結果、フリーランスとして独立できるほどの自信と実績を得ることができました。
正社員からフリーランスへ
私はたまたま前の会社で借りていたコワーキングスペースで知り合った他の会社の社長さんからいくつかのお仕事をいただくことができたこともあり、フリーランスでのスタートはなんとかできました。
しかし、いざフリーランスになると現実は甘くありません。営業をして仕事を獲得しなければならず、毎月安定した案件があるとは限らない。収入には大きな波があり、先の見えない不安が常につきまといました。「このまま続けて本当に大丈夫なのだろうか」と自問自答する日々が続きました。
フリーランスの理想の働き方を知ったきっかけ
友達との集合写真(新潟旅行)
そんなときに出会ったのが、あるIT系の会社でした。その会社の事業の仕組みはとてもユニークで、大人のための学校のようなものを作り、そこにいろんな業種の人が集まって友達を作り、一緒にBBQをしたり、旅行に行ったりすることができるというもの。また、本業の収入を増やす就労支援や、老後に苦労しない資産形成の仕方なども提案しており、これこそ、自分が求めていた「自由と安定の両立」であると感じました。
大人のための学校
私は、社会人になってから関東へ引っ越したため、関東には小・中・高・大学の友達がほとんどいませんでした。なので休日はボッチで東京観光や食べ歩きなどしていて誰か友達でもいたらなぁ…といつも思っていました。そんな時にこの会社を通じて友達がどっと増えたのはうれしかったですね。エンジニアの方も沢山いるので自分の知らない知識も教えてもらえるし、似た趣味の人も多いのですぐ仲良くなれました。
まあ、学校といっても別に校舎があって通うわけではないんですが(笑)テレビゲームオフ会やフットサルなど様々なイベントをやっているので行くとだいたい見知った顔がいてすぐ友達ができます。年に何回かはみんなで旅行に行ったりしています。
本業で収入を増やす方法
この会社は就労支援もなどもしており、本業の収入をいままでの倍以上にすることを目標にしています。例えばWeb未経験でもまずは正社員として2年間エンジニア経験を積ませ、その後フリーランスとして活躍できる環境を整えてくれるというもの。実績を作ったうえで独立すれば、フリーランスとしての収入は倍以上になる。しかも、働く時間を減らしても収入が増え、リモートワークも可能。経費を工夫すれば税金対策もできるので、正社員時代よりも確実に自由と安定が得られる可能性が高いのです。
35歳未満でIT未経験の場合
まずは正社員として2年間エンジニア経験を積ませてくれ、その後フリーランスとして活躍できる環境まで整えてくれます。仕事内容も選択可能でリモートワークや出勤も選べます。正社員のときは月収20〜30万円、フリーランスになった後は月収35〜60万円になります。さらに年毎に再評価され頑張れば頑張るほど収入があがります。
すでにエンジニア経験のある人はすぐフリーランスになれる
すでにITの実務経験がある方は、上記の正社員での実務経験はすっとばすことができます。私は前職ですでにエンジニア経験を積んでいたので、現在42歳ですが、フリーランスとして案件を紹介してもらいながら働いています。まだ始めたばかりですが、収入がこれまでの倍以上になる見込みです。かつて20万円で悩んでいた自分からすれば、信じられないくらいの変化です。
老後に苦労しない資産形成
本業が軌道に乗り始めたら、次は老後の蓄えを考えましょう。そのための資産形成は非常に大切だと感じています。私は過去に米国株や仮想通貨を持っていましたが、現在は信託の積立に一本化しています。一回だけ商品を購入しただけでは、株価の上げ下げで増えたり減ったりするだけで意味がありません。毎月積立することで万が一株価が下がったときのリスクにも対応できます。また、私が投資している信託は複利が8%と大きいので、積立るほどに複利が大きくなっていきます。積立はじめて半年経ちましたが、毎月積立額のリストを見るのが楽しみです。
そういった投資商品があることも今まで知りませんでした。この信託積立については、また改めてブログを書きたいと思います。
今までの人生を振り返って
40歳からの挑戦は決して簡単ではありませんでしたが、「遅すぎることはない」と実感しています。接客、派遣、事務、Web制作…と回り道をしてきたすべての経験が、今の自分を支える力になっています。
これからの目標は、フリーランスとして安定した収入を確保しつつ、自分の時間をもっと有効に使うことです。スキルアップのための勉強、友達との時間、新しいプロジェクトへの挑戦。そのすべてを大切にしながら、自分らしい働き方を築いていきたいと思います。
40歳でITエンジニアに転身するのは勇気がいりますが、同じように悩んでいる方に伝えたいのは「一歩踏み出せば、未来は変えられる」ということです。私の経験が同じように悩んでいる方の希望に少しでもなれたら幸いです。
👉 フリーランスやITエンジニアに興味があるという方、今の仕事では収入がなかなか上がらない、将来に不安があるなど悩みがある方は気軽に連絡ください。
