こんにちは、ITエンジニア
今回は、HTMLの中でも特にSEO(検索エンジン最適化)やユーザー体験に直結する「タイトル(<title>
)」と「メタディスクリプション(<meta name="description">
)」について解説します。
初心者の方はもちろん、見直し中の方にも役立つ基本的なポイントを整理しました。
1. タイトルタグとは?
HTMLの<head>
内に記述される<title>
タグは、そのページの“顔”とも言える重要な情報です。
● タイトルの役割とは?
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検索結果で表示される(青いリンクの部分)
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タブやブックマーク名になる
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SEOに直接影響を与える
つまり、検索エンジンにもユーザーにも「このページは何についてのページなのか?」を伝える最初の一言です。
2. メタディスクリプションとは?
<meta name="description" content="...">
も、同じく<head>
内に記述するタグで、検索結果のスニペット(説明文)として使われます。
● メタディスクリプションの役割とは?
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検索結果の下に表示されるテキスト
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クリック率(CTR)に影響する
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ユーザーにページ内容を端的に伝える
SEOの順位に直接影響するわけではありませんが、「魅力的な説明」でクリックを促すことは実質的なSEO対策といえます。
3. タイトル・メタディスクリプションの作成ポイント
✔︎ 文字数の目安
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タイトル:30〜35文字程度
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メタディスクリプション:90〜120文字程度
※全角・半角で表示幅が異なるため、実際は「画面上での見え方」で確認しましょう。
✔︎ 含めたい要素
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ページの主題(例:「新宿の美容室」など)
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ユーザーが求める情報(例:「髪質改善」など)
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他と差別化するポイント(例:「完全予約制」「駅チカ」など)
4. SEOだけを気にしすぎるのはNG
「SEO対策」と聞くと、「キーワードをたくさん詰め込まなきゃ!」と考える方も多いかもしれません。でも、それは逆効果になることも。
❌ よくある失敗例
これは検索エンジンにとって不自然なスパムに見えることがありますし、ユーザーも読みづらく、魅力を感じません。
✔︎ 大切なのは「読みやすさ」と「具体性」
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キーワードは1つ〜2つ程度に絞る
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無理に詰め込まない
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文として自然な流れにする
検索エンジンも「人間らしい文章」を好む傾向があります。SEOに強い文章=ユーザーにとって親切な文章、という意識を持ちましょう。
5. タイトル・メタディスクリプションのその他注意点
● 各ページごとに個別に設定する
トップページもサービスページも、同じタイトルや説明文を使い回すのはNGです。検索エンジンから「重複コンテンツ」とみなされるリスクがあり、SEO的にも評価が下がります。
● 誤字脱字に注意する
信頼性の問題です。誤字があるだけで、クリック率が下がることも。必ずダブルチェックを。
● 無意味な記号や顔文字は避ける
「★」「♪」などの記号は、一部の検索エンジンでは省略されることもあり、スパム認定されることもあります。
6. よくある質問(FAQ)
Q. タイトルやメタディスクリプションを変えたらすぐに検索結果に反映される?
A. いいえ、検索エンジンのクロールとインデックス更新に時間がかかります。
通常、数日〜数週間で反映されることが多いですが、Google Search Consoleでインデックス登録をリクエストすることで早められることもあります。
Q. メタディスクリプションが検索結果に反映されないのはなぜ?
A. 検索エンジンが「より適した内容が本文にある」と判断した場合、自動的に書き換えられることがあります。完全にコントロールはできませんが、適切な文を設定しておくことは重要です。
7. まとめ:伝わるタイトル・説明文を心がけよう
タイトルやメタディスクリプションは、見た目は地味ですが、サイト全体の第一印象を左右する超重要パーツです。
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ユーザーに伝わる内容にする
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無理にキーワードを詰め込まない
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ページごとにオリジナルを意識する
この3つを押さえるだけでも、検索結果での魅力や信頼感はぐっと上がります。初心者の方も、ぜひ一度、自分のサイトを見直してみてくださいね。
📌 次回予告
次回は「見出し(h1〜h6)の正しい使い方と、SEOとの関係」について書く予定です。お楽しみに!
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この記事を書いた人:黒岩将大
東京を拠点に活動するフリーランスITエンジニア。
デザイン・コーディング・SEO設計までワンストップで提供しています。